凸版印刷は、仏IDEMIAが開発したクレジットカード本体に搭載した指紋認証機能により
決済時にPINコードの入力が不要となるICカード「F-CODE(エフコード)」の日本国内
での製造・販売を開始したと発表した。

JCB Biometrics Card

このクレジットカードの最大の特徴はICカード券面に指紋センサーが搭載されていて、
個人認証をカード内で完結できる点。表面に搭載されている指紋センサーで認証し、
クレジットカードの店頭利用時のPINコード入力を指紋認証に置き換える。

指紋データは「F-CODE」内にのみ登録・保存されていて、利用時の指紋認証を
カード内で完結させることができるので、指紋データの漏えいなどのリスクを
なくすことは勿論のこと決済処理のスピードアップを図る一方、PIN番号の管理が
不要になり、セキュリティ性の高い安全な決済環境を実現したとのこと。

Apple payやLINE Payといったスマホ決済に対する対抗策として考えられた技術かと
思いますがカード発行のコスト負担をどうするのか、指紋データの安全性は本当に
大丈夫かといった点で課題は多く今後の動きが気になるところです。